運転免許証番号の謎

運転免許証の番号の謎 12桁の数字に隠された意味は?

運転免許証には12桁の番号があります。

この番号には隠された意味があって、免許を取ったときの試験の点数が入っている、という話を聞いたことありませんか?

実際、どうなんでしょう。

免許証の番号の意味

「見本」の文字の下にある、第 123456789000 号が免許証の番号になります。

この12桁の数字は、1~2桁目、3~4桁目、5~10桁目、11桁目、12桁目、それぞれに意味があります。12桁の数字は「AABBCCCCCCDE」のように分けることができます。(5桁目~8桁目を赤字にしています。)

1~2桁目(AA)公安委員会の番号

最初の2桁は、一番最初に免許証を取得した都道府県の公安委員会の番号です。それぞれの番号は以下のとおりです。

上の例だと「12」なので、北海道旭川になります。

3~4桁目(BB)免許取得年

3~4桁目は、初めて免許を取得した年(西暦)の下2桁です。2015年取得の場合は、15となります。上の例だと「34」なので、2034年となります。

5~10桁目(CCCCCC)管理番号

5~10桁目の数字は、各都道府県の公安委員会が独自に定めている管理番号です。なので、番号割り振りのルールはばらばらです。通し番号とも限りません。

上の例だと「567890」がこれにあたります。

11桁目(D)検査数字

チェックデジットと呼ばれる数字です。ここまでの10桁の数字によって決まる番号で、入力ミスがないかを確認するための数字です。

「10桁の数字とチェックデジットが適合しない場合は、どこかに入力ミスがあるぞ」ということが分かる数字です。が、計算ルールは公表できません。

12桁目(E)再発行回数

免許証の再発行の回数です。免許をなくしたりして再発行した場合、この数字が1つ増えます。

更新ではこの数字は増えません。

交付日の右側の5桁の数字は?

免許証の公布日の右側には、5桁の数字があります。ここの数字は、免許の更新の度に変わります。

この数字は、各公安委員会が独自に定めている数字で、これもルールはバラバラですが、「最初の2桁が免許センターの番号、後ろの3桁が通し番号」になっていることが多いようです。

後ろの3桁が通し番号の場合、更新日当日の窓口の受付順になっていることがあります。

免許取得の日付はずっと残ります

免許を最初に取得した日付は、免許証の一番左下に記載されています。

普通免許の取得日は「他」の欄です。上の例だと、平成7年8月10日の部分です。

大型なども「他」に含まれるので、上の例だと普通免許をいつ取ったかまでは分かりません。取得しているのが普通免許だけの場合は、「他」の日付が免許取得日になります。

ここの日付は、他の新しい免許、例えば大型免許などを新たに取らない限り、更新してもずっと変わりません。(失効した場合はそこで取り直しになるので、変わります。)

免許を取得した日付は変わらないわけですから、ずっと残ります。